社会生活を破綻させる恐ろしい双極性障害|見識を広げて病改善

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近年の病への見識が広がることで、その危険性について認識が改められている症状といえば、鬱病が挙げられます。鬱病は遺伝性による要因を除けば、公私において慢性的に強いストレスが与えられることで発症する病です。気分障害とも呼ばれる病であり、発症すると周期的に強い倦怠感や不安感が現れるようになります。自分の意識でこの感覚を改善することは難しく、放置することで社会生活が破綻してしまいます。自殺衝動を誘発することもあるため、早めに専門のクリニックでの治療を受ける必要があるでしょう。このように危険な病である鬱病ですが、鬱と誤診されやすい病もあるので注意しなければなりません。双極性障害と呼ばれる病がこれにあたり、誤った診断で治療を行なうと症状を更に進行させてしまう可能性があるため問題となるのです。双極性障害は躁鬱病とも呼ばれ、通常の鬱とは異なる躁状態が現れることが特徴となります。鬱病とは異なり、症状の主要因は未だ解明されてはいません。日本人の500人に一人はこの双極性障害に罹患しているともいわれており、見に覚えのある症状がある人や、親族にこの症状を患う人がいる場合、一度クリニックでの診察を受けてみるとよいでしょう。

鬱病や双極性障害は、脳神経における活動が人とは異なっているとされています。特定の神経伝達物質が過剰に分泌されることや、神経物質の受容体の異変によって、気分障害が現れるとされているのです。脳の活動状況に異変が現れれば、当然脳の血流の状況も変化するものです。脳の活動状況を近赤外線で測る光トポグラフィー検査を受けることで、双極性障害かどうかを調べられるでしょう。光トポグラフィー検査は、特殊な赤外線を放出するヘッドセットを頭部に装着することで行なえます。特に痛みや気分の変調なども覚えず、たったの15分程度で終えられるので、誰でも負担なく利用できます。精神病の中でも気分障害は、目で見て異常が判別しづらいため診断が難しいものですが、光トポグラフィーは目では見えない脳の活動を調べられるので、正確な診断を行なえるのです。双極性障害の診断を行なってもらう場合は、光トポグラフィー機器が設置されているクリニックを選ぶとよいでしょう。どんどん見識を広げて病改善しましょう。

躁状態での問題

頭を触るメンズ

双極性障害は、通常の鬱とは異なり躁状態と呼ばれる気分が極端に高揚する時期が存在します。一見してエネルギッシュであるため症状が好転しているように思えますが、言動が粗野になり衝動的な浪費を繰り返すため、専門のクリニックや周りの人からの助けが必要となります。

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一型と二型の違い

カルテを持つ女医

二型の双極性障害は一型とくらべ、極端な言動を取ることはないので、症状は軽度であると思われがちです。しかし衝動性に関しては一型よりも強いとされており、自殺衝動に駆られやすいため注意が必要です。再発のしやすさも問題であるため、クリニックでしっかりと治療を受けましょう。

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不完全な治療のリスク

笑顔の男性医師

双極性障害は、通常の鬱病との違いが判別しづらいのが問題となります。鬱期の状態では鬱病とほとんど変わりがないので、問診によって躁状態があることをきちんと医師へ伝えるとよいでしょう。誤診や治療の切り上げを行なうと重篤化することもあるので、医師の指示に従い正しい治療を受けましょう。

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主に使用される治療薬

カルテ

双極性障害の治療には、気分安定薬や抗精神薬が用いられます。どちらも脳神経へと作用し、神経の昂ぶりを抑える作用があるので、双極性障害の症状を効果的に抑えこむことができます。不眠症状が顕著である人には、睡眠導入剤も処方されます。用法用量を守り、適切に使用するようにしましょう。

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心理療法の重要性

診察室

双極性障害を治療するには、精神面へのアプローチも重要となります。心理療法では、まず双極性障害自体の見識を深めると同時に、現在の自分がどのような状態にあるかを把握させることを行ないます。認知行動療法による反復した取り組みにより、徐々に症状の抑制と再発防止が行なえるでしょう。

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