社会生活を破綻させる恐ろしい双極性障害|見識を広げて病改善

3人の看護師

躁状態での問題

頭を触るメンズ

双極性障害は通常の鬱病とは違い、躁状態と呼ばれる気分が大きく高揚している時期があります。躁状態に入った場合、普段の鬱状態とは打って変わり非常に活動的となります。周りの人と積極的に関わるようになり、さまざまなアイディアが脳内に浮かぶようになります。思いついたことを実行せずにはいられない状態となるため、場合によっては魅力的な人物に見られることもあります。しかしこの躁状態もれっきとした病の一つであり、放置することでさまざまな弊害を引き起こしてしまいます。言動がエネルギッシュになることにより、時に他人を傷つけてしまう場合もあるのです。双極性障害でも一型と呼ばれる分類に属する人が特に顕著であり、躁状態では怒りっぽくなり相手への発言も荒いものとなるのです。時期により気分が落ち込みがちとなることや、怒りっぽくなることを繰り返すので、周りの人からすると扱いづらい人物と思われるでしょう。鬱であれば、気分の落ち込みによって周りの人も身を案じてくれますが、双極性障害は躁状態での言動によって愛想を尽かされてしまうこともあります。通常の鬱よりも対人関係が破綻しやすいのも特徴となるでしょう。

躁状態での弊害は、金銭面においても大きな影響を及ぼします。気持ちが大きくなりがちな躁状態では、しばしば極端に衝動的な行動を起こしやすいため、お金の使い方も荒いものとなるのです。貯蓄や生活費のことを一切考慮せず、欲しいと思った高額な製品を次々に衝動買いしてしまうので、しばしば生活面での困窮する事態に陥ってしまいます。特に症状の激しい一型の双極性障害であれば、自助努力によって行動を制御することが難しいので、しっかりと行動を監督する人がいなければ莫大な借金を背負う可能性があります。治療を行なう場合、決して一人で何とかしようとは思わず、専門のクリニックや周りの人からの助けを得るようにしましょう。