社会生活を破綻させる恐ろしい双極性障害|見識を広げて病改善

3人の看護師

一型と二型の違い

カルテを持つ女医

鬱病の症状に個人差があるように、双極性障害には一型と二型と呼ばれる種類が存在します。単純な違いを挙げれば、一型の双極性障害では躁状態に入ると極端な気分の高揚が見られ、二型となると比較的高揚感が抑えられた軽躁と呼ばれる状態が見られます。一型の双極性障害ですと、まるで人格が変わってしまったかのような言動の極端な変化が見られるので、周りの人から見ても異常を発覚しやすいものとなります。しかし二型は鬱症状が和らぎ、多少機嫌がよいようにしか見られないので、通常の鬱と判別が難しいという問題があるのです。鬱病と双極性障害は治療法も異なるので、鬱病と誤診されやすい二型は問題となりやすいのです。一型の躁状態は対人関係や生活習慣が破綻してしまうため、一見して二型の方が症状は軽いものと思われがちです。しかし、治療を行なうとなると二型の方が難航するとされています。二型は一型に比べ再発がしやすいので、見た目として症状が軽いからと治療をなおざりにすると、すぐに重篤な症状に陥ってしまいます。一型も二型も厄介な精神病に変わりはありません。医師の定めた治療カリキュラムに従い、しっかりと治すように努めましょう。

一型に属する双極性障害は、極端な高揚感によってさまざまな問題行動を起こしてしまうため、衝動性が強く精神のコントロールを行いにくいものと見られます。しかし、衝動性に関していえば一型よりも二型が強いという見解もあるため、激しい行動を起こさない二型に属しているからといって安心することはできないでしょう。二型に属している人の場合、躁状態の影響が少ないことから鬱病による気分の落ち込みが顕著に現れます。衝動性の強さから、自殺行動を起こすことが多いため注意が必要とされているのです。一型と二型は、使用する薬剤も厳密には異なるものです。気分障害である双極性障害は自分で診断することは難しいものですが、医師が問診や検査を繰り返し行なうことでしっかりと診断するため、使用される薬を間違えることはないでしょう。いまや医薬品でもネットで簡単に購入できる時代です。自己診断により薬を取り寄せる人も多いでしょうが、使用する薬を間違えると却って症状を深刻なものにする可能性があるため、注意が必要です。問診によって気になる点を全て話し、専門のクリニックから正しく処方された薬を受け取りましょう。